紫の秋桐の花

秋の日差し

金木犀の垣根

能登へ来て見知った花達の中に
秋桐の花があります。
日陰にこんなにきれいな花があったんだーーと大好きな花になりました
紫のサルビアのような形の
静かで、それでいてきれいな色に見惚れてしまいます
今年は山道には少なかったのですが
切り開いた藪の中に群生していました
紫と 優しいピンクに ほっこり光が当たっています
普段はドタバタの1日ですが  
花はいいなーーなーーーと出会った折々に感じて
踊りだしたいような気持の高揚に包まれます
大水で荒れ果てた裏山で、車も通れなくなっていましたが
思いがけず延々と見事に 黄釣り舟草の群落が連なっていました。
この花も能登で始めて目にして、嬉しさに、顔が知らず笑ってしまう花でした
昔、伝統工芸展に向かっていた時 出会った花達に魅せられ
1年も2年も練りながら 一つの花でいっぱいになっていました
懐かしく あの頃の気持ちをおもいだしながら
身近にこんなにきれいなものがいてくれることが、ただ、有難いです
時折のキラキラの日差しに、爽やかな秋が輝いています
年齢をどこかへ置いてきた 素の私の心も一緒に
日差しをもらっているような気持ちです
そこいら中は、金木犀の甘酸っぱい思い出させる香りでいっぱいです。