ブツブツみんな

三春にて

2泊3日の福島へのバスツァー・・まことに恵まれた旅でした。
のとじょたち15人の乗ったバスは みんなで作った想いをこめたキルトを載せて
1年前に、避難していた能登から福島へ帰ったいづみさんに会いにひた走りました。
福島の地で 集まれる場所づくりをしたい・・そう決断して帰っていった大切な仲間
久しぶりに会える・・・みんなのこころは ワクワク・・そして再会――
その賑やかさときたらまるで修学旅行でした。
加えて、見たかった三春滝桜は、満開で・・ 渋滞かと思いきや、なんのその
すいすいと信じられないような幸運の中で出会うことが出来、・・1000年の存在に心打たれ
翌日も、天候に恵まれ、道筋を埋め尽くす桜、桃、梨、・・・
桃源郷のような福島を走った3日間でした
もうひとつの大きな目的は、いづみさんが8年前、入所者と共に避難の道筋を辿って
福島を知ることでもありました。大熊町、双葉町、浪江町、川内村・・・・
夜、福島の現状、裁判のことを話してくださった、武藤類子さんを車座で囲みました。
現地で 自分の目で、知ることの大切さもしっかり感じました。
今の現状に、責任を取らないまま、嘘で固められているような立派なPR館に怒り、
広々と何もなく、荒れ果て、捨てられた土地、積み上げられたフレコンバッグ、
黒々とした沃土と雑木林、津波後の荒涼さ、丘の上の墓標、・・
放射能を浴びながら作業員の方たちのみが立ち続けておられ、
忘れさせようとする国の方針、住む人のいない豊かだった地・・悲しみ、いきどおり・・
原発の地元で暮らす皆・・、奥歯をかみしめる思いでした。