溝そば
メドゥセージ

秋の日のつるべ落とし とはよく言ったもの・・。  ほんのすこしまえまでは 夕方の風にほっとしながら、草むしりの時間が嬉しかったのだけれど・・今はあっという間にうす暗くなってしまって、1日の短さにあたふたしてしまう。

ススキを飾って お芋と栗、ナシやブドウをお供えしての、お月見も過ぎ、金木犀の香りにきゅんとしたのもいつの間にか・・ 朝晩の寒さに早や、暖房の心配で、 こんなに昔は季節の移り変わりが早くなかったような・・ 座り仕事は ひざ掛け毛布が必需品、となってきてしまった。

彼岸花の連なっていた川土手の じゃり道のを挟んで反対側には 黄色が濃くなったセイタカアワダチソウとピンクのかわいい溝そばが びっしりと群れ咲いている。  この川の上流には もう誰も歩かなくなった山道沿いに 黄ツリフネソウの大群落があった。 ただでさえ珍しいこの花の、群落はすごいことなんだよーーと、山野草好きの友人が興奮の口調だった