津島よいとこーーー  唄の出だしから はじまるそのdvdには 緑深い山の中 住む人もいなくなり、朽ち果ててゆく 家々が1軒1軒 映されていた・・ 満蒙開拓団で満州の地を開墾していた人たちがその地を追われ、福島の山の中で寒さと飢えに震えながら開墾を続けた地は 降りかかる放射能に濃く汚染され、またしてもそこを捨てざるを得なかった。 諦めと怒りと、時に目をはらしながら語られていたかっての暮らし、家族の思い出・・。 どうしてこうなったのだろう   住み慣れた、今は屋根も崩れて床も朽ちた家を 壊してなくすることは断腸の思いの住人達、けれどどこかで始末はつけてゆかねば・・語る声が震え途切れ・・観る者の心にその痛みが刻まれる。見なくてはいけないDVDだった・・

福島へ帰った友人を通じて その津島で暮らしていたおばあちゃんが作ってくださった、かぼちゃのお饅頭が、どっさり届いた。皆で蒸かしていただいた。何時でも人が集うときには造られたお饅頭、久しぶりに遠く石川で集まる者たちのために作ってくださった。あたたかくおいしかった。