石川の退女教で 「満蒙開拓、原発、福島のことについて、話が出来ませんか?」と依頼があり、私でいいのかな?と迷いながらもお受けしました。が、                         国策によって翻弄され、救い手もなく、犠牲になり、棄てられた人々のこと・・どうしようもなく重苦しい雰囲気の中 今、繰り返しませんと誓ったはずの平和憲法をさえ 済し崩そうとする大きな力のうごめき・・あの危険な原発をさえ再び引き込もうとする思惑・・

 どうしてそんな方向にすすもうとするのか、あまりにやるせない思いで、私達に何が出来るのだろうと 締めくくれる言葉が見つからないのです。

ふっと、♪本当に大切なものは隠れて見えない・・♪という 「いのちの歌」の歌詞を思い 何か方向を‥と思うことへ 教えられたように思いました。                   見せかけの豊かさでなく、本当に豊かなもの、美しいものを思えるのは人間しかいないこと。多くの破壊を繰り返す愚かな存在である人間が またかけがえのない美しいもの、大切に守らなければならないものを知ることのできる存在でもあるということ。  映画  「ガイアシンフォニー」の中に登場された方が 「人間には、美しいものを見る役目があるのです」と語られたことが、コトリと胸に落ちた事でした。