上流、田んぼはもちろん

下流、道も見えなく

家の前の花壇も・・

ここへ来て 、こんなに溢れた大津川は、はじめてでした。
隣の娘夫婦の家は 川のことを考えて高い基礎にしてあったので大丈夫でしたが
上流の堤が切れて、どーっと田んぼに流れ込んできたのと
山側の細い溝が処理しきれなくなった水が ザーッと庭に流れ込んできたのです
溢れた水は、田んぼも じゃり道も、花壇も一面海にしてしまいました。
昔子供たちの小さい頃にも これに似たことがありました。
4人して、パンツ一つになって
庭へ流れてきた水に歓声を上げて,長い木を浮かべて、
腹ばいになって手足を動かし、ばちゃばちゃしていました。
(子ザルのようなあそびかたは しっかりと孫にも伝わっていますが・・・)
水の引いたあと、”バーちゃん、来て来て”・・と仰平の声に
行ってみると、小さな子狸が土手にぐったりとしていました。
あまりに弱っていて、汚れていて、目もうつろだったのですが
家で、そーっとお湯であらって、暖かく乾かして
箱の中に寝かせると、大きく息をして手足を動かしてくれました。
もしかしたら、元気になってくれるかなーーと期待したのだけれど
ずーっと流れてきたのか衰弱しすぎていて、叶わぬことでした。
近年の天候が、だんだん急激になってゆくのが、こわいことです