貴重な晴れ間

土手の伸びた木の伐採

北陸特有の 大きな雷とみぞれの日々・・いよいよ冬到来の季節となりました
綺麗に色づいた葉っぱも強い風の中で舞い上がり、散り敷いて
庭は 一面、千代紙のようです。
深夜、ストーブを背にした 仕事机の側のラジオから  
新見南吉の童話が聞こえてきました。
”背中の殻に いっぱいの悲しみを背負ったでんでん虫が、友達を訪ねて嘆くのだけれど
それぞれが 同じように背中に背負っている悲しみに、自分だけではないんだ・・
皆、その中で生きているんだと気付く”・・という 小さな話でした。
木々や 葉っぱに囲まれて、普段は能天気のじゃり道の住人ですが、 にぎやかな喜びと同じだけの
越えねばならない家族たちの悲しみや苦しみなど・・背中の殻の重さを感じる秋でもありました。
けれど、にじむ目と波打つ胸のとまどいの中にも、
重い雲からのぞく日差しの有難さもひときわのこの季節・・
時は柔らかに、季節は静かに力を添えていてくれました。
うたごえの祭典の準備も追い込みです。
チラシや祭典グッズなどで、かかわるようになったこのイベントは、熱い思いの方たちが
11月24,25,26日に向けて大車輪の最中です。
能登のじゃり道には、東京から、40人くらいの方たちがバスでみえることに・・
そして、北海道から 洞爺湖でのつながりの 2組の方たちとの久しぶりの再会が待っています。
冬仕度のこの季節、ストーブ用の薪の準備に 夫は毎日チェンソーと格闘中です
様々の嬉しい出会いを楽しみに、もうちょこっと頑張りまーす