薪割り・冬仕度

グシャ・ガシャ・コーーン・ガシャ・・と不規則な音と、にぎやかな声が・・・
見に行くと・　５年生の仰平が薪割りの最中・・
今年、初体験とあって、なかなかうまくいかず・・
ジジが　切りそろえた丸太は柔らかくて簡単かと思いきや
節があったりすると、なかなか至難の技、斧も木に挟まり四苦八苦・・
それでもめげず挑戦しています。
でも、日が経つうちに、へっぴり腰の及び腰は、だんだん、さまになってきて
音も　コーン・コーン・・といい音のほうが多くなってきました。
”見て・・手になんかできてきたよ・・・”
”マメやねーー。じいちゃんにはいっぱいあるよ・・”と言うと　
”じーちゃんすごいねーー”と今さらながら、ジジの株は上がってきているようです。
男の子で、この頃の成長は目覚ましく、釣りも大好きで、大物も釣り上げ
岸辺の大人達のほうが、指をくわえてうらやましそうなこともあるとか・・・
先日も”ばあちゃん、魚食べよう・・”と、袋をさかさまにすると
生きたのが　まな板の上で　ピクピク・・
思わずのけぞる私に、”怖いんか・・俺、料理してやるよ・・”と・・
”えいっ”と　掛け声をかけて　動く頭をぶち切って、ワタを取り・うろこをとり　・
”はい、できたよ・・焼いて・・”　
釣った魚は自分でさばく習慣で・手慣れて見事。　・
目をふさいでいたババが　”ありがと・・”と小さい声で言い、焼いたはいいけど・
焼き過ぎ・・焦げて小さく乾燥した魚と、小さくなっているババを
なんだこれ・・という目で一瞬、口をあんぐりしつつも
言葉を飲み込んで、口に運んでくれた、もののふ・・
あーーーあ　　孫は成長してるのにーーー
見事に株を落とした　弘ババでした。