東日本を襲った震災から、9年目の春が来ようとしています
昨年 このタペストリーをもってたどった福島の地にも めぐる季節が近づいていることでしょう
けれど 昔とは違う・・
ふきのとう、ぜんまい、わらび、たけのこふきのとう・・花々・・・
豊かな喜びの恵みを、そこに見ながら、手を触れてはいけないものだとは・・その思いを反芻しながらの 身をめぐる沸き立つ思いのはざまで・・・・重い春・・・
暖かな今年 能登の地では おぼつかなげに、もう初鳴きのウグイスの声が聞こえます
雪のない畑には もう青草がびっしり・・・ときおりの寒さの中にも柔らかな日差しは
もう そこまできている春なのですが・・・