例年 6月半ばに たくさん飛び交うホタルは 今年は残念なことに とても少なかったのです。どうしてかわからないのですが 近年、やはりだんだん少なくなってゆくのを手をこまねいていたままで、 申し訳ない気持ちはぬぐえないのです。
地区の子供たちとの観察会や 看板をつくったりはしたのだけれど もっと大きくどこかへ働きかけられなかったかな―――もっと 何かできなかったのかな――
何千羽以上のホタルの、川面に映る長いネオンの様な光の帯…高い樹が 舞い上がるホタルで 輝くような光の樹に・・・ ・・・ただただ、見とれた夜・・・ もう思い出話にしかならないのかなーーーもう見れることはないのかな――
雨が降って、伸びた草に負けじと ほたるぶくろが そこここに 咲き出しました。