この土地に住み始めた 35年余り前 崖に沿って 山桜の樹が 3本並んでいました。最初は 奥のほうの木立の間の樹が 薄ピンクに咲きだして、 次は 道路に近い方で そして 細い植えたばかりの我が家の枝垂れ桜が咲いて、次は少し遅れて、真横の遅い桜の樹が・・ 4回 奇麗だな―――とため息をつくことができました。
その順番は変わりませんが 長い年月の間に だんだん時を同じくして咲くようにもなってきました。寒い冬から 一気に 温度が上がってゆき 季節の区切りもあいまいになってきているせいのようです
福島の友人からも 三春ではなくって 5春、6春やよ―――と
朝方の寒さに ストーブの上でアルミ箔に包んだサツマイモを焼きながら、日中は 草むしりに暑いねーと服を脱ぎながら汗を拭く・・・そんな賑やかな、ため息も大忙しの季節の幕開けです。、