ノビル、セリ、三つ葉、タラの芽、ふき、クルミの芽、ウド、タケノコ、 早春の味覚が味わえる季節になってきました。 山歩きが好きでした。 子ども達の首が座るのを待ちかねて、おんぶしながら 里山を歩き回ったものでした。 行くたびにどこか力をもらえて うつむく顔を上げさせてもらえた場所でした。
年月を経て 樹木も大きくなり 人の手が入らなくなった山は 藤が伸び放題で 荒れていますが、入ると感ずる山の春のにおい、エネルギーのようなものは しっかりと包んでくれます。 緑が濃くなってきたフキの間から 奇麗なキジの家族が首を伸ばしています。 川の上流には 大きな鯉が 2匹並んで 50センチ余りの太った体でゆったりと泳いでいて 小さな 岩のうえで 石亀が日向ぼっこをしています。
対岸にあった コブシの木は こちら岸まで 枝を伸ばす大きな樹になっています。穏やかに静かに 気が満ちているよい春です