フワフワと そのちょうちょは 誠に優しげに軽やかに飛んでいた・・あれ? 見たことがない蝶・・? ひょっとして・・? この数日、新聞にアサギマダラの写真が載っていた ”そうだーきっと ” 我が家の庭にも揺れる秋の花々の中、フジバカマも咲きだしていた。 この花が大好きだとの この蝶を しっかりと確認したのは初めてだった。 遠い大陸から 海を渡って飛んでくると・・。この優し気な触れれば壊れてしまうような小さなもののどこにその力が、秘められているのだろう・・信じられない思いで ちいさな大きなものに出会えたのだった。
数日前 孫達の小学校の運動会が コロナ禍のための縮小しながらも2年ぶりにあったのだった。 限られた観客だったけれど 10月に珍しい高温の中、走り、競技し、声援し・・繰り広げられる先生と生徒の一生懸命さがビンビンと伝わってきた。締めくくりは 5,6年生の器械体操のようなマスゲームだった。このために暑い運動場で練習を続けた子供たちが 寄り集まり、離れ、手をつなぎ、又形を作り・・音楽の盛り上がりの中に、静かに繰り広げられる流れるような動きに見入り、拍手し、そうして目頭がいつしか濡れていた・・。 よう組み立てた事・・ようがんばったこと・・静かな感動が皆を包んでいた。小さな力の大きな寄り集まりだった。 いい日だった。