お天気の良い日は オートバイで山道を走るのを楽しみにしている夫は 時々 季節のお土産を持って帰ってくれる。 今回は クワの実だった。思わず「わぁ!」と歓声を上げてしまった。
遥か昔、小学校のころ、おてんばだった私は それこそハイジのように 田んぼや近くの神社や川が遊び場だった。おやつのほとんどない時代 クワの実が熟すると 細い木に登って、口も服も紫色にしながら ほおばったものだった。 それはそれは何とも言えず甘くおいしかった。時折思い出しても、なかなか熟しているクワには出会えず、思い出でしかなかったのだけれど、なんと山の中の放棄地に、道に垂れ下がっているように沢山の実をつけたクワの木が生えているところを見つけたとか・・
美味しかった・・とても懐かしかった・・あれから60年近くたってしまったことが信じられないくらい簡単にワープして、前も後ろも分からないくらい真っ黒に日焼けした年齢不詳のハイジに戻っていた