12月4日 地元の田鶴浜で 小さなお話会を企画しました。「自然エネルギー・ホントのこと」として 風力発電のことを考えたかったのです。 講師は 山田 征さん。 書かれたご本を読ませていただき、そうなんだ―――と目からうろこのように感じられたのが、 2021年の春先のことでした。
自然にやさしいエネルギーとされている風力発電は 原発に不安を抱く人たちにとって、すがるような思いの安全なもののはずでしたが、大量の木々を切り倒し、保水力のなくなった山は、川の氾濫に繋がり、海の死滅に繋がってゆくこと・・
あたりまえのような、狭い地域での循環の破壊は どうぶつを追い出し山は振動し、人は騒音に悩まされ、ましてや天候に左右されるこのエネルギーは邪魔になる事さえあるのに、法律に守られた利益主体の事業は、成り立たなくなったら、能登は巨大な構造物の廃墟になる事に繋がりかねない政策です。
山田さんは 長年 様々に行動されてきた、気骨のある84歳の女性です。そうしてお会いさせていただくと、ぶれずに真に、環境のことを憂える気持ちで 休む暇もないほどに、全国を講演されておられるお姿に、大きな精神に包みこまれるような気がします
能登が好きです。あふれる自然の中にささやかな暮らしを紡いで来たこの地が 無残に破壊されてゆくかもしれない・・皆で考えなければ‥と思います