福島の被害に心痛めて  何かできないかと考え続けてきた10年余り・・染絵も 言葉も ついついそこへ帰って行ってた。    今日 知人から 「絵は大丈夫でしたか?  染絵に、強い意志のような不思議な力を力を感じます」‥・という言葉が送られてきたときに、この数日、気が張って絵のことそっちのけで結びついていなかったのだけれど・・「あっ  私達はもう心配される側になったんだ・・私達が被災者なんだ・・って なんか改めて知った気がしたことだった

 午前中、記録しておかなくては‥と崩れた家屋を写真に収めた時も、悪夢のような光景にも・・友人知人から 何かできることは‥?と、電話を受けるたびに、家で暮らせる自分たちは、恵まれていて他を心配する側だと思っていたのだけれど・・それはそうなのだけれど・・

大きな地震に見舞われたこの能登半島に住まう者として、全国の皆さんから、何かしてあげたい、出来ることはないのだろうかとお気持ちを寄せてくださる側になってしまったんだ

そうして 絵は 被災者からの発信になってしまうんだ・・、わからないけど、今までと違う立ち位置になってしまったんだ・・