七尾の特集として  絵言葉の取材をさせてほしいと  NHKの記者さんから連絡のあった日、校正で見た絵が とんでもない濃い色で 泣きたいような時でした。           「ごめんなさい、とってもご覧いただけるような作品ではないのです」と、情けない気持ちで、お断りしたのですが、「こんなのは 知らせなくてはいけません」と カメラを構えて来られた記者さんは、以前 原発や戦争のことで取材してくださった方、 「国の方向と違う部分が 見事に 上の方からカットされてしまった ・・ 」と話してくれて、2人で「残念やね――」と話した事がありました。   

絵言葉は、創っていて、言葉を選んでいるとき、自分も心にとても重いものが消えずにいたことに改めて気が付きました。

考えながら 校正を何度もやり直しながら  5年前くらいから 何となく書き溜めていた絵が・・まとまらない心を何とか言葉に表そうとする時間が・・自身に越えることに必要な時なのだな―――と思いながら又 続けられることを有難いことと思いながら、もう少し頑張ります。