休耕田の芙蓉の花達

田んぼの中にポツンと建っているじゃり道工房の周囲は ほとんど休耕田です。
持ち主の方たちも 高齢になられて、荒れているところも多いです
我が家の畑の下の田んぼもその状態を免れませんが
芙蓉は草の中からも毎年めげずに咲いてくれて、
草を刈ってやらずにはいられません
この芙蓉は今はもう30年前、 私たちが越してきたとき、
毎日のように畑に通っていらした小柄なおばあちゃんが植えられたものです
我が家に植わっている大きくなったツツジやサツキは みんなその方が挿し木をした小さな苗をぶら下げてきてくださった木たちです。
もう10年も前に亡くなられたそのおばあちゃんは 物知りでした。
そして私に付近の地理や歴史を教えてくださいました。
腰が曲がっていても健脚で 山ぐりのあるところや、
奥山の、住む人が絶えた村にも連れて行ってくださいました
はにかんで そのおばあちゃんが私に見せてくれた短歌を
覚えています・・・・
   ”神仏に謝することばのなけれども、南無阿弥陀仏と今日も暮れゆく”