仰平が、土器を探したいという
で、子守の弘ババは 背中には水っぱなを流す1歳のしをりをねんねこでおんぶし、寒くて半泣きの
つむぎ(4歳)の手を引き、6歳の仰平と畑で寒風のなか 泥だらけの長靴を履いてクワをもち
4人ともみんな見事にたらりと水っぱなを垂らしながら穴掘りをしたのだった。
保育所園児を甘く見た弘ババはそっと 割れたご飯茶碗を埋めておいたのだけど、 
パソコンの画像を見ている仰平は
” ばーちゃん昔のかけらに、色は付いていないよ・・”と不信顔
ばばの浅知恵に赤面して、仕方なくその格好のまま、皆で
近くの古墳跡まで歩いてゆき、探す羽目になってしまった
村の中をそのままの集団で歩いて、
どこかしこから かわいそうに・・と
あまりのひなびた格好への同情もなんのその
探すうちに道の傍らで、石の中から本当に見つけることができて
大喜びの仰平の顔を見ることができて・よかったーーーー
そのかいもあった、けれど、さぶーーーい1日だった