クヮー・クヮー・・・クヮー
我が家の真上を横切るように 白鳥たちの声が響き渡りました
早朝の味噌汁のお玉を持ったまま、外へ飛び出すと、 
白鳥が40羽余リ、あやふやながらの編隊を組みながらの北帰行でした。
朝ごはんの支度に戻った途端にまた鳴き声、飛び出すと今度は30羽あまり
次々に 20羽・・11羽・・と鳴き声に飛び出すことを繰り返した朝、
100羽を超える白鳥たち・・・
ひたすら故郷を目指す姿に 
「これからの長い旅、故郷に元気でたどり着いてよーー」と、胸が熱くなりました
後ろの山には それぞれちがった形や色の藪椿の花が風に揺れ
ケロケロと鳴き続ける赤ガエルの集団も、はや、卵を産み
食べようと田んぼの中のアオサギたち
この季節 春の訪れをいち早く感じ 
季節の変わり目をたくましく乗り越えようとしている生きもの達
三寒四温に揺れながらも 体の中にもこもこと湧き出してくる高まりに動かされて
そこいらじゅうを歩きたくなって
みーんな一緒の、待ちかねた春です