普段の遠出は、車がほとんどで、
それも 用事が何件か溜まってようやく腰を上げる出不精ですが
天気予報で冬に逆戻りの1日、
車で2時間あまりのところでの会合を 乗り継ぎの鈍行電車で行こうと思い立ちました
ゆっくり本を読めるということでなんだかとても嬉しくって、
飲み物とお菓子まで用意万端でした。
雪の中をと思いきや、
思いがけずの晴天の中、生まれ故郷の近くを通る線路からは、
雪に輝く、白山がとてもきれいでした。
故郷はいいなーーーと幼いころから見続けた山の姿に見入りながら
空いていて暖かな電車の揺れはとても贅沢な気持ちでした
数週間前から取り掛かっている、下絵が1枚あります。
きっかけは、福島から避難している友人夫婦の
”ふるさと”の歌詞のなかに、~ 山は深きふるさと、水は清きふるさと~~とある
その部分が歌えない・・・という言葉が胸にこたえ
赤ちゃんを抱いた若い夫婦、年取った夫婦と孫たち
寄り添いながら 歌いたい、歌えない、、と遠くを見つめている構図です
喜びや悲しみを、受け止め、包みこみ、改めて立ち上がる力を与えてくれる歌の数々
出来ることなら、そのかけらでもほしいこと・・と
揺れ、揺られながらのひとときでした