3童女のれん 

花嫁のれんは 心満ちる仕事です
寡作の私は 5,6ヶ月かかって 1年に1枚・・今までに10枚余りがやっとなのですが
そのどの暖簾も あふれる想いを共有しつつ、どうか幸せにつながりますように・
と祈るような思いで創り続けました。
友禅でののれんが作られなくなったと聞いた10数年前・・
生活の中でこんなに大切にされてきたものを・・と、一人でも作り続けたい・・と思ったことでした
生活の中に伝わってきた染めのことを話される時
満面笑顔の 大切な先生であり、父のような方との思い出も後押ししてくれています。
一本の線、ひとつのいろ、どの工程もゆるがせにできない、友禅染とともにいられること
そこに思いを込められることが つくづく 有難いことです。