思い出せば いろんな失敗があった。 蒸しすぎたり、足りなかったり、 量が多かったり、粒が残ったり塩が多すぎたり,砂糖が多すぎたり・・臼の外へ落ちてしまったり・・ 。 成功のほうが少なかった餅つきも、そこは年の功・・・・。もう20年余り続けていて 年の瀬の我が家の年中行事となって久しい。 搗き手も 夫一人から 息子たちも担い手となり 今年は孫息子も力強く搗けるようになって得意そうだった。 女性陣は、小さな孫たちは餅とり粉で真っ白になって 息子のお嫁さんも初めての体験と、張り切って丸めてくれた。
幼いころ、父が 何臼もついていた。 手返しの母が、かっこ良くって 思い出しながらの手返しを続けて 夫も餅が大好きな昔人間、竈を作り、寒い中、天候を気にしながらの行事も、ないと寂しい気がしてしまう。
晴れ間になって、皆の顔が明るい。 小豆を鍋いっぱいにストーブの上で煮て、あんこ餅、きな粉餅 大根おろし餅と 醤油だれ餅・・ 6臼の合間の昼ご飯に おなかもいっぱいになって 今年も何とか無事に終わってくれた。。 もう 丑の足音が、ほーんのそこまで・・。