1月1日の地震から、3か月経とうとしています。 風力発電の被害は? と、とても気になっていることでしたが、声をかけていただいて 中島町、虫が峰にある10基の風車を見て回りました。                                         新聞記事で 羽の折れたのが2基あると載っていたことで やはり被害は避けられなかったろうな―――とあまりに大きい揺れの地震に不安に思っていましたが、尾根筋の道をたどってゆくその道の地割れや、アスファルトの裂け目はやはり想像した以上で、埋設した電気の工事の道は深い裂けめがあり、電気がなければ動かない風車は、1基を除いて、動かなくなっていました。 心は重くなってゆくばかりでした      

大きな工事を伴い、山を削って建てる巨大な風車が 風ではなく電気でなければ動かないものであり、そうして川にも海にも人間にも動物にも、優しいどころか 生態系を壊しながら、おまけに天候に左右される発電は電力の安定供給には邪魔で棄てられることが多いものであることに、言いようのない愚かさを感じてしまいます。

儲けのみしか巨大プロジェクトで、以前故障したものが放置されていましたが 莫大な修理費が必要で、20年経つと棄てられる巨大なものが、廃墟の様に立ち並ぶ能登に向かう流れが それでも着々と進んでいること、とてもつらいことです