能登の私の中にも、鬼がいる

 福島の武藤類子さんの”さよなら原発集会のメッセージの中に
わたしたちは 今静かに怒りを燃やす東北の鬼です・・・という部分が有り
例えようもない 悲しみと怒りのなかから、生まれた言葉に
胸が迫ったことだった
けれど 月日が経ってもいまだに行先も見えては来ず、
福島の方々はいうまでもなく
髪を逆立て、目尻を釣り上げ,子をまもるために
どうしようもない不安を抱えている母親が・・・
怒りと悲しみに鬼のような形相の母たちがいっぱいいる・・。
怒りを染めることは、力が必要だったけれども
染めずにはいられなかった作品です。