沈金箱「曙」 アカショウビンです。

子育てがはじまるたのそかれともそれに専念するのか、サシバという鷹が「ピックイー」と忙しく鳴きかわしています。
ウグイス、キビタキ、キジたちも相変わらず元気で、そこにサンコウチョウ、ヤブサメ、ホトトギに巣立ったばかりのツバメの兄弟達も加わり山々はちょっとした喧騒を醸しています。
蛍のほうもちらほら羽化し始めて我が家の縁側や犬小屋にも遊びに来てくれるようになりました。
昨日犬の散歩に行くと車道のわきに若いタヌキがちょこんと座っていました。
お互い目が合った瞬間タヌキはあっちの茂みに転がりそっちの電柱にぶつかり、「そんなに慌てなくても」と気の毒になるくらいの狼狽ぶりでひとしきり七転八倒した後、藪に消えていきました。
まだ巣立ったばかりなのかなんだか悪いことしてしまいました。
本日6月1日から5日まで「第57回石川の伝統工芸展」が金沢市の名鉄エムザで開催されます。
私、明弘の作品も末席に展示していただいているのでお近くにお寄りの際は足を運んでいただけると幸いです。
この4月から8年間勤務した輪島漆芸研修所の教務課から同研修所の講師となり一層作品に集中できる環境を整えさせてもらったはずなのですが相変わらず締め切りぎりぎりになってしまうのはなぜなのか…。
不甲斐ないといいうか情けない限りです。
一歩一歩少しずつでも自分の納得できる世界へ近付いて行きたいものです。
明弘