自分のことは恥ずかしい・・・
かかわらせてもらったチラシやグッズのことから うたごえ新聞の1面に特集記事となった。
取材で東京から来てくださった記者さんや一緒の皆さんと
いろりを囲んで、世間話のような楽しい時間を過ごして
夜布団に入ってから ”あー 取材ということをを忘れてしまっていた”と・・
作家という言葉も苦手で、かっこいいのからも逃げたい私は、
いつものように、おっちょこちょいのままで、ちっとも格調高くもなく
皆さんに申し訳ないことをしてしまったことだなーーーと
10年近く前、いのちのことや、平和のことや・・
染めで表現したい気持ちが高まってゆくにつれ、
大きなものに寄りかかってはいけない・・と退路を断つような気持ちで、
作家協会や工芸会から離れたのだった・・
長く所属していた世界から離れることは怖かった。けれどその怖さよりも
自分の染めを探すには、守られていてはいけない・・と思ったのだった。
そんな私でもいいよ・・といってくれる工程を支えてくれる友と
 大きな所属を離れて一人創り続けようと 踏み出したのだった
業界の方達から”何にも考えとらんのやなー”と怒られ、笑われ、
またお世話になった方々にも顔向けできないことをしてしまった・・
けれど、脇道でいい・・染めてさえいられれば・・と思った道の上で
同じように、感じて活動しておられるいろんな分野の多くの方たちと知り合えたのだった。
声をかけてくださった方たちのご厚意の上の記事に、
恥ずかしさと、猪突猛進の身のとまどいとが、ないまぜになっている
 
ものつくりが、つくらずにはいられない思いに
共感してもらえる方々と出会えることや 
つながってゆけることにはなかなか出会えないことであるはずなのに
ドタバタと過ごしている、失敗ばかりの日々、脇道にかかわらず
おおきなおまけをもらえている