朝から「ケッ!ケレッ!」と聞き覚えのある鳴き声。
夕方、涼みがてら縁側に出ると再び「ケッ」と言う声が。
白い翼を広げ、近くの川沿いの桐に留まったのはやはり「山神主」ことヤマセミでした。
あわてて家族を呼んで子供たちにこの鳥が「幻の鳥」とも呼ばれ、いかに珍しいのかを力説しつつ(反応は今一つ)カメラのシャッターを押しまくったのでした。
何度もダイブしたりホバリングしながら魚を捕らえている様子。
ちょうど息子もウグイや、タナゴ、ドンコをよく釣ってくるお気に入りのポイントで、やっぱりハンターの眼は人間も鳥も同じなのだなと感心してしまいました。
漆の作品にしたこともある思い入れの深い鳥ですが、個体数は少ないそうで、この大津川に現れたのも数年ぶりとのこと。身体の模様からメスのようですが末永く安住して欲しいものです。
それにしてもたった数キロに満たない流域でゲンジボタルや鮭、ヤマセミ、数種類の鷹類が暮らし、年によってはコウノトリやコハクチョウ、マガンがやって来るこの環境。恐るべし大津川‼
庭先からこの光景を見られる贅沢さに感謝です。
明弘