ゴーゴーと強風で鳴る窓の音の中に クヮークヮーと、鳴き声が聞こえたようで
お風呂の中で うとうとしていた目が、いっぺんに覚めてしまった。
頭上の白鳥の通り道は その年によって、少しずつ変わるみたいで 
以前ほど多くは見られなくなってしまったけれど
夕暮れ時など、編隊で薄闇の中を鳴きかわしながら飛ぶ姿でには
いつも 胸がキュンとしてしまう
迷わないだろうか・・凍えないだろうか・・
家をも揺るがす強風のの中
わずかに生き延びてゆくための懸命さを
必死に耳をこらして聞きながら、 風の音の錯覚だったのかなー
と波だった不安の胸をなだめていた。
後ろの山道は 広く車の通れる道だったけれど
いつの間にか荒れ果て土も崩れて、ぬかるみとなり
人も通れなくなってしまった。
イノシシの檻が仕掛けられている藪は、
もう心喜ぶ異空間ではなくなってしまった。
静かに、時には音を立てて、何かが変わり、何かが失われてゆく・・
鳥の編隊も あまり見られなくなり・魚たちも消えてゆき・・
共に共存していたはずのいのちたちが 微妙に釣り合いを崩してゆく
重ねたほんの少しの年月のうちにも、驚くほどの変化を過ごしてきた
目まぐるしいほどの変化は、仕方のないことなのだろうけれど
あまりにも早すぎて、見通せない・・
朝・・・
 雪の少ない冬だったけれど・・新しい雪が積もっていた

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