エッヘン

お立ち台

ヤッホー

春の道直し,じゃがいも植えと並行しながら、
哲ジジの ツリーハウスは だんだん建ち上がってきました。
学校や保育所から帰ってくると、孫たちが 友達と 進み具合を見に来ます。
上で踊ったり、周囲を探検したり・・大きな竹ブランコに乗ったり
庭いっぱいに はしゃぎまわる子供たちの声が響いています。
30年前が戻ってきたみたいです
学校の仕事の合間を縫って、夫はやはり 庭に鉄棒やブランコ、
アスレチックまがいの遊び場を作っていました。
4人の子供たちの友達が毎日のように集まってきて、
衛生など、まったくむとんちゃくで大雑把の母のもと
砂だらけの手と、はだしの足で家を横断し、庭を駆け回っていました。
大皿いっぱいのドーナツをつくり、みんなで食べ
缶蹴りや、かくれんぼに、様々な年齢の子供たちが 走り回っていました。 
自然にいっぱいふれながら大きくなってほしいと願っていた、楽天家の母は
塾や習い事はもちろん、宿題そっちのけで、
野山を駆け回り、川に浸り、遊び疲れて
夕ご飯を食べつつコックリコックリすることに何の疑問もなかったのです。
少し年取って、子育て時代を思い返すと、冷や汗がでます。
このいい加減の母のもとで、よくぞ無事に大きくなってくれたことと・・。
今、親も子供たちも忙しそうで、地域の学校も統合されて
バスで 登下校が当たり前で 道草などもとんでもなく
宿題も多過ぎて、のんびりしたくてもできないようです。
なんかおかしいけれど、それが当たり前になっているようです。
 
その中で、勉強はできなくても思う存分遊ばせてやりたいな――
と思う、元教員のジジは、仕事をやりくりしつつ
腱鞘炎の手をなだめながら、自身も楽しみつつ
黙々と場所づくりをしています。
木立の中から、かなづちの音が聞こえています。