たくさんの方々が 発表までこぎつけるのに、長い時間を要した合唱曲が出来ました。   2024年1月19日  東京小金井宮地楽器ホールでの発表会、地震の後の不安な思いの中でしたが どうしてもその場に‥との思いでした

 満蒙開拓も 福島津島も、原発事故も,避難の辛さも、近づきがたい重い歴史の真実を、この「花地蔵物語」は すべての観客の心をつかみ取り、離さないばかりか、こうした事から目を背けたい人たちを心をも,引き付け、揺さぶり、共感の震える想いに満ちた・・何と素晴らしいものが、会場を埋め尽くした皆の前に展開されていたことでしょう。

 中国の人達から奪い取り苦しめ、開拓の名のもとに見殺しにされた人達、言うに言われぬ日本への苦しみの逃避行、山奥の開拓、原発事故で帰れない故郷・・・大きな力に翻弄された弱い立場の人達の長い歴史が、曲の力、歌の力、演奏の力、指揮の力、演ずる力、すべてのことが想いを繋がなくてはという熱い気持ちに表現されていました。・・・その大きなテーマを、その場に繰り広げてくださったこと・・会場の皆が、その場で浸りきった、たぐい稀な時間にどれだけの拍手をしても足りない気持ちです。

かけがえのない故郷・いのちをしっかり見つめなくては・・・決して繰り返してはならないことです。

                           歌いたくても歌えない・・ふるさと